桜餅に恋をして        『ホゥ...』


by maru_kyo
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翌日の話。

さて、『ムカデオトコのその後』です。

京都は金閣の近くに住むフツーのオトコ。

朝もいつもどおりに起きまして、
いつもどおりにめざましテレビをみながら、
いつもどおりに朝食をとる、
ドコにでもいるごくフツーのバツイチ30代男でした。

ただひとつ、フツーと違うトコ、それは...
彼の左足がパンッパン!に腫れ上がっていることなのです。



そんな具合で、出勤しようにも左足には靴が履けません。
いや、靴下さえ履けません。
そこで、右足はフツーに靴下にリーガルシューズ、
左足は包帯巻きにサンダルと言う出で立ちで家を出ました。

会社に着くなり、みんなの視線が痛いほど足に来ます。
『オハヨー!...それ、どうしたん!?』

そう聞かれても、コッチもいい大人がムカデに咬まれたなんてサラリとは言いにくい。
『いや~、あっはっは~。ねぇ!?』なんて、何が面白いのか自分でもさっぱりわからないまま、言葉を濁してそそくさとエレベーターに乗り込みます。

しかし、やはり自分の部署に来るともう逃げ場が無いので、何かしら応えないわけには行かなくなってきます。
『maru...それ、どうしたん!?』
『ライオンに噛まれてん』

『オハヨ。あれ!?大丈夫?なにそれ?』
『クマに噛まれてん』

『おはようさん。昨日頼んどいた...うわっ!!』
『ワニに噛まれましてん』

『えぇ~、朝の会議を...なんじゃそりゃ!?』
『サメに噛まれましてん』

『見積もりを...ボォッホ!!』
『タカに噛まれましてん』

この辺で猛獣が尽きてきました。
でも、まだまだ質問攻めは続きます。
『maruさん、お電話が...エェ~!!?』
『ウサギに噛まれましてん』
あんなヒクヒクしたお口に噛まれてケガするのかどうかはともかく。

『すいません、回覧おねが...なんですか?それは?』
『ヒトデに噛まれましてん』

『おう、ひさしぶりやないけ!元気に...してへんやんか!?』
『ダンゴムシに噛まれましてん』
もはや、噛むかどうかすらわからない、しかも一回りしてムカデに近づいてきてるような気すらしてきましたが、ここまで来たら絶対に『ムカデ』と言う単語だけは出してなるものかと、意固地が固まってきました。

しかし、それらはまだ始業1時間しか経っていない頃のコト。

しまいに、もう考えるのもメンドくさくなってきて、
あとはずぅ~っと、こう言い続けました。

『クールビズですわ。エェでしょ!!!!!』

絶対、頭おかしなったと思われてます。
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by maru_kyo | 2005-07-10 15:32 | マルの...