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桜餅に恋をして        『ホゥ...』


by maru_kyo
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一晩たちました

余震か?

一晩たったら何かわかるかと思いましたが、あんまり事態は進展してないようです。

ニュースを見ていて気がついたのは、
前後二回の地震とも、震源深度が10kmから40kmへと変更されたこと。
そして、それに伴ってマグニチュードが6.8→6.9、7.3→7.4へと変更されたこと。

これは、なんとなく判ります。
地震速報は、各地からのデータを元に算出されていますが、
それをまとめるには未だに職員の勘や経験が大きくモノを言うのです。
だから当初は、やはり職員の頭の中では、東南海地震の震源域である南海トラフ上を想定して、震源深度10kmと算定し、それを元にマグニチュードを算定したのでしょう。

ところで、その気象庁職員は、立場上『過去に経験したことのない地震』
との表現でとどめていますが、マルは在野ですから直感を信じて言いましょう。

今回の地震は、海溝よりも沖のフィリピン海プレート上でおきた直下型地震です。
しかも、特化した横揺れ、長い振動期間、三重県沿岸の地形変動を考慮すると、フィリピン海プレート内での揺れに影響され、海溝の摩擦域でもクリープ地震(ゆるやかな地震)を起こして、海溝地震のひずみの一部を開放したのです。

このように、1度目の地震で海溝のひずみを一部開放した結果、
新たに海洋プレート上で即応的な破断がおき、7時間後の2度目の地震になったのです。
このときも、海溝の摩擦域でひずみの一部を開放したのでしょう。

以上、気象庁の職員でも大学の教授でもない、マルの直感だけに基づいた推測でした。

ところで、これまでの記事へのコメントでも何度も書きましたが、
今回の地震は、規模と比較して圧倒的に少ない被害の地震でした。

しかし、これだけは忘れないでください。

巨大地震は必ず来ます。
それが明日なのか、数十年後なのかはわかりませんが、必ず来ます。
地殻変動の賜物である日本に生きる以上、決して避けて通ることの出来ない宿命です。
たとえ、昨夜の地震が東南海地震のエネルギーの一部を開放したとしても、
それは50分の1、100分の1、それ以下程度でしかありません。
いや、むしろ、昨夜の地震が、東南海~南海震源域を刺激し、活発化させている可能性もあります。

繰り返します。
巨大地震は、いつか必ず来るのです。
ならば、我々は、ただその日が来るのをおびえて待つのではなく、
地震を知り、自らの街を知り、自らの生活を知り、その日を生き抜く術を身に付けましょう。
昨夜の地震を、弱い人間と言う存在を再認識する、そのための試金石としましょう。
そして、来る巨大地震の後に
『今回の地震は怖かったけど、みんなブジでよかったね』、
ココでまた、そう言えるように生きていきましょう。

もう、なにも失いたくはありません。
もう、なにも失ってはいけないのです。
by maru_kyo | 2004-09-06 23:47 | マルの...