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桜餅に恋をして        『ホゥ...』


by maru_kyo
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12月25日は終い天神

今日(12/25)は、京都の歳末の風物詩でもある北野天満宮の終い天神です。

『その、”終い天神”ってなによ?』って話ですよね。

菅原道真を祀る北野天満宮では、道真公の月命日にあたる毎月25日に縁日が行われ、12月の25日の縁日は、天神さんの1年最後の縁日と言うことで、終い天神(シマイテンジン)と呼ばれ、最も賑わうのです。

同じく京都にある東寺で毎月21日(弘法大師空海の月命日)に行われている”弘法さん”と同じ仕組みです。アチラでは、12月の21日が”終い”となるわけです。

縁日というと、いわゆるたこ焼き、ヨーヨー釣りみたいな屋台だけを想像しますが、天神さんの縁日は、それだけではないんです。
12月25日は終い天神_a0003032_1383074.jpg

このような「古道具市」の露天がたくさん出て、京都のみならず、近畿、あるいは全国から愛好者が集まるのです。
このような「古道具市」が出るところも”弘法さん”と一緒です。

12月25日は終い天神_a0003032_1381978.jpg

ただ、”弘法さん”の露天は東寺の境内に出店するのに比べて、”天神さん”の露天は、このように境外の公道上にも出店します。
これは単純に北野天満宮の境内面積との関係だと思います。



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ともあれ、拝殿に着きました。まずはお参りです。
さすがにたくさんの方々がお参りに来ています。

ちなみに、マルは天神さんの北(背面)にあたる”衣笠”に住んでいるので、アプローチも裏門からになります。
ですから、これからご案内するコースも、普通の参拝客の方とは順路が逆になってますので、ご了承ください。


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牛は天神様のお使いと言うことで、牛のモチーフは境内のアチコチで見られます。
特に、拝殿手前にあるコチラの霊牛像は、触ることでご利益が得られるので、大人気です。ちなみに、この手はマルではありません。どこぞのオッサンの手です。


12月25日は終い天神_a0003032_1391191.jpg

もうひとつ、天神さんにきってはきれないものと言えば梅ですよね。
実は、境内で既に開花した梅を見つけてしまいました。早いですね。
でも、今年は暖冬だからしょうがないか。
道真公に『東風吹かば...』と言われたのをこの梅は忠実に守っているのかも。


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さて、日月門から見下ろす参道はこんな感じです。
細い参道を挟み込むように並ぶ屋台とひしめき合う参拝客です。
この参道沿いの屋台は、道具屋ではなく、いわゆるドコにでもある”屋台”です。

12月25日は終い天神_a0003032_1393494.jpg

こうしたおでんなどにも惹かれますよね。
ちなみに、終い天神の名物屋台といえば、正月用の”注連飾り”とか”カレンダー”なんていうのもあります。


12月25日は終い天神_a0003032_1394312.jpg

さてさて、そんなことでこうして正面大鳥居までやってきました。
自家用車、タクシー、バス、そして人・人・人...
ひっきりなしにやってくる参拝客の姿を見ると、『あぁ~今年も終りだな~』と思いました。





そういえば、天神さんに近いトコで、こんな車を見ました。
12月25日は終い天神_a0003032_140382.jpg

明朝(12/26)は、全国高校対抗駅伝と言うことで、北野や衣笠を南北に貫く西大路通りなどがコースになるのです。その中継用の車両がスタンバイしてるんですね。
すでに、今週初くらいから各校の代表選手たち市内の通で朝夕実地トレーニングに励んでいます。本番では、ガンバって自分たちの実力を出し切ってください。
by maru_kyo | 2004-12-26 02:11 | 京都もの