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桜餅に恋をして        『ホゥ...』


by maru_kyo
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先行きはどう?

会社から歩いて帰ってるんです、最近。
歩くのスキですし、町並みをブラブラ見るのもスキですから。

その帰り途中に、ふと。思ったこと。

京都の街中(まちなか)に増えているもの3つ。
1、分譲マンション
京都 御所の南側は、都市空洞化にかかる現象で近年マンションが乱立しているのですが、
この地域にある某公立小学校は、日本でも有数の教育プログラム成功学校ということで有名なんです。地元以外の人にニュアンスが伝わるかどうか判りませんが、京都では小学校の通学エリア(学区と言います)に人気・不人気があって、学区が違えば道路一本はさんだだけで不動産実売額に1.5倍から2.0倍もの差が付くことがあるんです。

そんな土地柄もあり、近隣他府県も含めて、『うちの子もその教育成功な小学校に行かせたい!』と言う”教育熱心な親達”がこぞってその学校通学区内のマンションに転入してきました。

⇒その結果、この小学校は定員オーバーしてしまい学区を縮小、結局、この地域の半分に建つマンションは、この小学校の通学区から排除されてしまったのです。
なんだそりゃ、ですよね。ちなみに、この親たちってmaruのだいたい同世代です。


2、町家レストラン、町家バー
京都に来たら、評判のオシャレな町家レストランで京風創作料理。
これってたぶん京都モンのガイドブックによくある風景ですよね。
あっ、ちなみに”町家”とは、京都らしい年代モンの住宅だと思ってください。

この町家レストラン、町家バーはだいたい10年位前から目に付きだして、5年前には一大ブームになり、毎月10件以上の町家物件が開店していました。

⇒その結果、誰でもわかるように町家物件は品薄になり、質は落ちるが価格は上がりました。
しかも、『京町家は儲かる!』と言うことで、ここ数年増えてきたのは、東京などの外部資本が新たに参入した町家レストラン、町家バー。
そしたら、狭くて高い物件の(しかも広告費も高騰)もとを取ろうと、なるべく客席キャパシティを取るため、厨房などのバックヤードを極端に縮小化。当然、本格的な調理なんてできない上に、京料理のノウハウがないので、セントラルキッチンで作ったレトルトを温めるだけの粗悪店が乱立。観光客はともかく、地元民は完全に冷めてます。
完全に、行く価値ナシです。


3、???
実は今、最もすごい勢いで洛中(上京、中京、下京)で増えているのが、葬儀場。
セレモニーセンターみたいな名前こそついてますが、中身は何の変哲もないタダの葬儀場。
そりゃそうですよ、平均年齢が高い上、地域コミュニティが急速に崩壊し、葬式する場所がなくなったんですから。おそらく、大阪や東京などの地域と比べても異常なほど葬儀場密度の高い土地となっています。当然、近隣住民は『建設反対!』運動を行いますが、計画が頓挫した例を聞いたことがありません。
人それぞれ見方は有ると思いますが、maruは利益本位の葬儀場経営を好ましく思いません。

⇒特に西陣エリアに最近”オープン”した葬儀場の場合、つい数年前に町家を解体して中規模スーパーになったばかりの場所。それがわずか1年余りで閉店し、即座に葬儀場建設計画が決定。これはmaruが思うに、完全に元々密約があった上で、スーパーがダミーとなって土地を買収し、計画閉店。即座に土地売買を行ったとしか思えません。
おそらく、土地の買収資金はもちろんのこと、スーパー建設費や店舗撤退によるイメージダウンに対する”慰謝料”もすべて葬儀会社持ちのウラ取引です。

『そんなアホな!そこまでするメリットある?』って思うかもしれませんが、
京都でもトップクラスの某葬儀社の財務内容見たら納得しますよ。
無借金経営の上、毎年度増収増益、葬儀場を増やせば増やすほど黒字額が増加です。
設備投資額を2、3年、場合によっては単年度でペイしてるんですから。


はっきり言って、1、2はだいぶ下火になってきましたが、
3はまだまだ増殖基調です。そんなことでいいのかな、京都?

今日の歩数:19,293歩(powered by Pocket Pikachu)
by maru_kyo | 2005-06-02 00:02 | 京都もの